テレビ東京の金曜ドラマ「ユニバーサル広告社」の放送がスタートしますが、調べてみたら「ユニバーサル広告社」という会社が池袋に実在しています。
ドラマで「ユニバーサル広告社」って使って良いのでしょうか?まとめてみました。
ユニバーサル広告社って池袋に実在するけど大丈夫?
今日から放送されるドラマ「ユニバーサル広告社」は、荻原浩氏の原作小説「花のさくら通り」に登場する都心のビジネス街から寂れた町の商店街に移転してきた広告会社です。
この小説はシリーズ3部作の3作目。小説すばるに2010年12月号から2012年2月号まで連載されていました。
一方、池袋にある実在する「ユニバーサル広告社」は、同社のホームページに記載されている会社概要には平成24年1月10日設立とあります。
平成24年と言いますと西暦で2012年ですから、この小説が書かれ始めた2010年には池袋に現在ある「ユニバーサル広告社」は実在していないので、この会社に関する限りですがドラマの原作小説に、全く問題になる余地はありません。
では、ドラマに「ユニバーサル広告社」の名前を使って良いのかと言えば、これも問題ありません。
ドラマで使っている「ユニバーサル広告社」の呼称は、原作小説に出て来る「ユニバーサル広告社」であって、ドラマの制作者が実在する「ユニバーサル広告社」を意識し、その会社のイメージを利用して、視聴者に実在する「ユニバーサル広告社」を想起させようとするものではないと思われるからです。
ですから、このドラマ「ユニバーサル広告社~あなたの人生売り込みます~」に関しては「ユニバーサル広告社」が実在していても大丈夫です。
トラブルになった過去事例
しかし、過去には実在の学校名を出し、ドラマを制作したテレビ局が謝罪した例があります。
宮藤官九郎脚本のTBS日曜劇場「ごめんね青春」の劇中、落ちこぼれ生徒が合宿勉強中に出会ったグラビアアイドルに「お姉さん この問題…(教えて)」と頼むシーンでその女性が「それは無理。私○○だから」というセリフで学校名を言ったことが原因でした。
抗議をした学校長は「劇中に出てくる他の校名はすべて架空なのに、どうして一校だけ実名なのか」という云い方をしていますが、実は名前を出された事よりも、自分の学校の生徒を誹謗され、学校の名誉を棄損されたと感じたからではないでしょうか?
ネットの反応まとめ
Yahoo!リアルタイム検索で「ユニバーサル広告社」についてツイッター投稿をピックアップしました。
「どこにでもありそうな名前だよねユニバーサル広告社って」
「ドラマのタイトルどこかで聞いたような会社名だね」
「田舎にあるそんな会社名?」
「和久井映見さんも出演ってスゴイじゃん ひよっこクラブww」
「沢村一樹“ひよっこロス”解消宣言かあ 」
「藤沢さくらさんは黄色がイメージカラーなのかな?」
「前作のダメ父ちゃんヒーローになる が良かったんで、期待したいところ」
「愛子さんにも、実さんにも会えるー」
「テレ東に脚本が岡田さんというのがちょっと惹かれる」
「今週からかな?三崎の風景沢山出てくるんだろか。」
出典:Twitter
感想・まとめ
ドラマのタイトルに会社名ってリアリティがあって印象的だし、その社名聞いただけで物語のイメージが作れるのでしたら良い方法だと思います。
ただし、特定の企業・団体を思い起こさせる会社名でそのイメージまで借用するのは、ルール違反かなと思いますね。
現実の企業の中にはコマーシャルなどの手段でお金を使ってイメージを創り上げているケースもあるのですし、その企業イメージまでドラマで利用するのはどうでしょうか。
ドラマも商業活動のひとつなのですから。
しかし、あまりそこを厳密に考えすぎると、時代劇で越後屋や三河屋が使えなくなったらこれもまた面白くなくなってしまいますね。 フィクションとはいえ、リアリティーがある方が楽しいですからね。
読んで面白かったと思う小説のあとがきの最後に、追加で「この作品は、フィクションです。実在する人物、団体とはいっさい関係ありません。」と書かれているとこの話にはモデルがあるな!と思ってしまう私はひねくれ者なのでしょうか。
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