絶賛放送中の二階堂ふみさん、亀梨和也さんがダブル主演のドラマ「ストロベリーナイトサーガ」ですが、第7~8話において原作や映画でも人気のエピソード「インビジブルレイン」が始まります。
原作や映画でも人気の高いエピソードがドラマにおいてどのように描かれていくのでしょうか?
原作や映画のエピソード結末などを比較しつつ、ドラマのエピソード結末を予想してみました!
目次
映画「インビジブルレイン」と原作は結末が違う
ドラマ「ストロベリーナイトサーガ」においても取り上げられるエピソード「インビジブルレイン」
1人の暴力団員の惨殺事件から始まり、その難事件に立ち向かう一方で、姫川、菊田、牧田の大人の三角関係の恋などを描いています。
原作「インビジブルレイン」の内容について解説!
まず、原作の誉田哲也さんの警察小説「姫川玲子シリーズ」の第4作「インビジブルレイン」についてあらすじを解説しますね。
暴力団の構成員・小林充が刃物で惨殺される事件が起こります。
暴力団が絡むこともあり、姫川班属する捜査一課と組織犯罪対策第四課の合同捜査が始まります。
そこに「犯人は柳井健斗」という通報が入ります。
実は、柳井の姉は9年前に殺されており、当時小林充と交際していたのでした。
小林が犯人だったのだが、当時の捜査では柳井の父が容疑者として疑われ、捜査で追い詰められた父は自殺。
柳井の父が無実であったにも関わらず、警察が自殺に追い込んだこともあり、この警察不祥事を隠すために上層部から「柳井健斗」について決して追及してはならないという命令がくだされます。
納得のできない姫川は単独捜査を開始。
そんな中、暴力団・極清会の牧田勲も柳井を探していました。
牧田は柳井から情報を買い、小林殺害を実行したものの、まだ情報を得ていなかったのです。
小林殺害については、実際には子分の川上に依頼し、川上がシゲルを使って実行。
さらに、川上は牧田を暴力団トップにさせたいがために、別団体のトップである藤元殺害もシゲルに実行させます。
そして、川上は2つの殺人事件を柳井の犯行にさせるため柳井を自殺に追い込みます。
姫川は捜査の中で牧田に出会い、2人は暗い過去を持つ共通点からか惹かれ合っていきます。
牧田が暴力団員だと分かっても、姫川は牧田に惹かれる気持ちが消えないのでした。
しかし、牧田はラストでシゲルに刺されて死亡。
牧田、川上、シゲルの関係は複雑だったのです。
かつて関係のあった川上とシゲル。
牧田を想う川上、川上を想うシゲル。
その後、柳井の事件に関する警察不祥事は明るみに出て、その絡みで人事異動があります。
姫川他主な人物は警視庁から異動していくのでした。
原作での菊田は姫川を心配しているだけで、具体的な行動は起こしていません。
また、原作の黒幕は川上で、2つの殺害の実行犯はシゲル。牧田は自分の手では誰も殺していません。
そして、牧田はシゲルに刺されて死亡。
さらに、原作では人事異動はありますが、姫川と菊田の2人に焦点を当てた明確な別れは描かれていません。
映画「インビジブルレイン」の結末を解説!
次に、2013年の竹内結子さん主演映画「ストロベリーナイト」で映像化された「インビジブルレイン」のエピソードについて結末を解説します!
まず、原作と大まかな流れは同じです。
原作との結末等の違いは、映画での菊田は牧田に対峙するシーンが描かれていること。
また、映画では牧田が小林を殺害しており、川上が小林殺害を連続殺人に見せかけるため、2人ヤクザを殺害し、その後藤元も殺害。
牧田は川上が姫川を刺そうとしたとき、姫川をかばって刺されて死亡。
シゲルは登場しません。
さらに、映画では事件解決後に姫川と菊田が最後に言葉を交わし、反対方向に歩き始めるといった別れのシーンを描いています。
ストロベリーナイトサーガのインビジブルレインの結末予想し
原作と映画では大きく違う結末でしたが、ドラマ「ストロベリーナイトサーガ」における「インビジブルレイン」の結末はどのようになるでしょうか?
1つのドラマの途中の2話分で描かれるエピソードということもあり、省略される部分もあるのではないかと思います。
原作や映画のように「インビジブルレイン」の結末がドラマ全体の結末にはならないであろうことから予想してみました。
ドラマでは原作の詳細な部分を描くには時間的にも無理があると思うため、どちらかというと映画寄りの結末になるように思います。
そのため、原作におけるシゲルは登場しないと考えられ、やはり小林殺害は牧田、藤元殺害は川上になるのではないでしょうか?
また、映画での川上が連続殺人に見せかけるためのヤクザの殺人は省略される可能性も考えられます。
現に、第7話放送時点では小林と藤元殺害のみ事件になっています。
ドラマではインビジブルレインのあとも別のエピソードが続くことから、牧田は姫川をかばうなどして死亡するでしょう。
そして、原作、映画ともに姫川と菊田の関係はさほどはっきりせずに終わっていますが、ここにも焦点があたるのではないでしょうか?
第7話放送時点で、牧田の正体を知った菊田が姫川を心配して熱心に電話する場面がありますが、姫川は出てはくれず、なんだかとても切ない雰囲気でした。
いけないと思いつつも牧田に惹かれていく姫川と、姫川をひそかに想っている菊田という関係はやはり映画と類似します。
牧田の死に直面したあと、姫川を支え救ってくれるのは菊田になるのではないでしょうか?
また、映画は全編で雨が降っていましたが、ドラマ第7話でも2回雨のシーンがありました。
そのことからも大まかな流れは映画寄りになると予想します。
まとめ
ドラマ「ストロベリーナイトサーガ」において人気エピソードが次々と放送されていますが、「インビジブルレイン」は特に人気の高いエピソードです。
原作はもちろん人気ですが、1つのエピソードで映画化されたほどの作品です。
それぞれ結末に違いはあり、原作ファンなどからすると映画の結末に賛否両論もあったそうですが、今回のドラマではいったいどんな結末が描かれるのでしょうか?
どんな結末になったとしても、原作ファン、映画ファンも楽しめるような興味深い結末であることを願います。
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