秋の2つのドラマに毒親すぎる母親が登場して怖いという声があります。「さくらの親子丼」と「明日の約束」同時期に放送されるドラマで同じテーマ毒親を取り上げていて、見るのがつらいというのです。
「さくらの親子丼」と「明日の約束」 毒親の話で2つを見るのがつらいの声をまとめました。
さくらの親子丼と明日の約束どちらも毒親系で見るのがつらいの声
「さくらの親子丼」の森口瑤子と「明日の約束」の手塚理美と仲間由紀恵が毒親を演じているのです。
「さくらの親子丼」では、子供の頃からずっと親に過度に干渉され続けて過食嘔吐になっている小学校教師御代川由希(大西礼法)の母親峰子(森口瑤子)が、娘由希に対する接し方が優しそうで実はヒステリックを隠しているようで怖いのです。
由希は母親のそんな怖い本性や期待感の大きさに怯えてつらい思いをずっと持ち続け過食嘔吐になっていたのです。
さらに、由希は受け持ちのクラスの子供に、自分がされたような体罰を加えたり、集めた給食費を収めずに自分の食費に使い校長から注意されていました。
実は、過食症が高じてカードローンの返済で苦しんでいたのです。そんな事情を、由希は親にも学校の上司にも言えずに、さくらのたまり場にやってきたのでした。
一方、「明日への約束」では、高校のスクールカウンセラーを務める主人公藍沢日向(井上真央)は、感情の起伏の激しいヒステリックで独善的な母親尚子(手塚理美)に縛られて心に闇を抱えていました。
さらに、この物語ではもうひとり、不可解な死を遂げた吉岡圭吾(遠藤健慎)の母親真紀子(仲間由紀恵)が登場し、学校側の対応を非難するのですが、実は真紀子は圭吾に対し過度に干渉してプレッシャーを与えていたことが解ってきました。
毒親の共通点は?
二つのドラマに共通して言える毒親の性格は、ヒステリックだということです。過干渉でも愛情と寛容な気持ちを持って親が子供に接していれば、子供は苦しむことはありません。
しかし、その過干渉や過度の期待が母親自身のストレスのはけ口だったり、夫とのコミュニケーション不足を埋める為のものだった場合、子供は自分への愛情によるものではないことをすぐ気が付きます。
親の子に対する過干渉は愛情と表裏一体で別なものではないと思うのですが、子供からすればずっと記憶から離れない束縛となるということなのです。
さくらの親子丼の良さ
実際にはあり得ないだろうと思える「行き場を失った子供たちにたまり場を提供し親子丼を振る舞う古本屋の主人さくら」の存在そのものが、ドラマであってもホッとする様な安らぎを感じさせてくれて嬉しい気持ちになります。
「さくらの親子丼」は誰にも自分の話が出来ない、話しても受け入れてもらえない過去を持つ人々が、さくらの作った親子丼を食べ終わった後には心を許してさくらにだけは自分の境遇を話し始める話です。
「一杯のどんぶりの食事」がもたらしてくれる人の交流と癒しが「さくらの親子丼」の良さだと思います。
ネットの反応
Yahoo!リアルタイム検索で毒親について、ツイッター投稿などをピックアップしました。
「さくらの親子丼の過食嘔吐先生の母親も毒親で胸糞」
「井上真央ちゃんの母親役毒親すぎて怖い」
「さくらの親子丼にも明日の約束にも毒親すぎる母親が出てきて辛い」
「大西礼芳さんも 毒親の悩みを抱えた病んだ先生役 べっぴんさんで悶絶する」
「最近やたら毒親テーマのドラマが増えてる気しない?」
「羽田美智子の毒親ハマり具合やばみ」
「教育ママゴンで成人して社会人の娘に過干渉の毒親」
「森口瑤子さん演じる毒親が怖くて素敵」
「毒親で自分の子供の頃を思い出して凄くズゴーン」
「さくらの親子丼の毒親こわくて観てられない」
出典:Twitter
感想・まとめ
過干渉の親と言えば思い出すドラマがあります。
もう25年も前のことですが日本テレビが放送した「ずっとあなたが好きだった」というドラマがありました。
野際陽子さんが佐野史郎演じる冬彦の結婚後も干渉し続ける母親桂田悦子を演じた作品です。東大を卒業して銀行に勤めた冬彦が美和(賀来千香子)と結婚後も親離れ出来ずに、
異常なマザコンぶりが原因で美和から離婚を切り出されるのですが、その際の母親悦子の過干渉と冬彦の過激な演技が当時、話題を呼んで「冬彦さん現象」は流行語大賞にも選ばれました。
もともとこの「ずっとあなたが好きだった」は、主人公は嫁の美和で、高校時代の恋人大岩(布施博)との不倫がテーマだったドラマで「あなたのことはそれほど」的なストーリーだったのですが、途中から冬彦と悦子の演技に人気が集まり過ぎて脚本の君塚良一が大幅に台本を書き換えたことでも有名な話なのです。
このドラマでも、悦子は銀行員だった夫と死別して以来、冬彦に強い期待を抱き、冬彦は悦子の思う通りに成長し銀行員になったものの、子供が幸せな家庭を持つということについては悦子は何も考えていませんでした。
「さくらの親子丼」と「明日の約束」に登場する毒親に共通しているのも、子供の幸せを経済的に困らない職業に就けることだと強く決めつけて、子供の将来の自由を過度に束縛してしまっている点にあると感じました。
親の価値観に背けない子供はそれに従いつつも、強いプレッシャーとストレスを抱えて特異な性格になったり異常行動を起こしてしまうという例をドラマから受け取ることが出来るのです。
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