ドラマ「陸王」に登場するシューフィッター村野尊彦(市川右團次)が、かっこいい!と評判になっています。
シューフィッター村野の今までの経緯と、「こはぜ屋」での村野のこれからを予想します。
ネタバレ部分もありますので注意して読んでくださいね。
陸王の村野に「かっこいい!」の声
村野尊彦(市川右團次)は、アトランティス日本支社の社員として多くの実業団ランナーのサポートをして来たプロのシューフィッターです。
何よりも、その選手がベストの状態で走ることが出来る最適なシューズを提供することを目標に仕事をしてきました。
そのため常に選手に寄り添って詳しいデータを記録し、的確な走法のアドバイスをしたり、選手からシューズに対する意見や要望を聞き、より選手が望むシューズを提供してきました。
その結果、実業団選手から絶大な信頼を得ていたのです。
茂木選手(竹内涼真)を切り捨てた上司の小原賢二(ピエール瀧)と対立し、アトランティスを辞めたシューフィッター村野尊彦(市川右團次)。
自分が関わった選手を大切に思い、堂々と上司の前でもその主張を曲げない村野に「かっこいい!」との声がネットであがっています。
その後、村野はランニングインストラクター有村融(光石研)の計らいで「こはぜ屋」宮沢社長(役所広司)と出合い、ソール素材シルクレイの完成に心血を注ぐ宮沢に感激して「こはぜ屋」とランニングシューズ「陸王」開発のアドバイザー契約を結ぶことになります。
さっそく村野は、宮沢が「陸王」を一番履いてもらいたいと思っている茂木選手(竹内涼真)の足型を「こはぜ屋」に持参して、シルクレイを使った「陸王」の試作品の製作が始まります。
そして村野と宮沢は、出来上がった新「陸王」をダイワ食品のトライアルレースで茂木選手に履いてもらうことにします。
村野の神通力は凄いものがあり、ダイワ食品陸上部監督の城戸監督も村野が現れると宮沢に対する態度とは一変し茂木選手に2人が接触するのを黙認することになります。
「陸王」を履いた茂木選手は、勝つことは出来なかったもののトライアルレースで怪我を克服した素晴らしい走りを見せます。
シューフィッターって実際いるの?モデルは?
村野尊彦のモデルになっているのは、2009年までアシックスの社員だったカリスマシューフィッターと呼ばれた三村仁司(みむらひとし)氏です。
アシックスの前身オニツカの時代から三村氏はプロのシューフィッターとして、日本を代表するオリンピック選手の君原健治、瀬古俊彦、高橋尚美、野口みずきなどのマラソン選手に限らず、イチローや香川真司など別の競技のプロスポーツ選手のシューズも作って活躍を支えてきた人です。
2004年にはその功績が認められて厚生労働省が指定する「現代の名工」に選ばれました。
アシックスを定年退職後、三村氏はシューズ工房「M.Laboミムラボ」を兵庫県高砂市に設立し、アディダスと専属アドバイザリー契約を結んで仕事を続けています。
ネタバレ注意 もしかしてこばせ屋を救うのは村野?
ここからは、今後のドラマの展開予想です。ドラマが原作に忠実に作られているとは限りませんがネタバレ注意です。知りたくないという方はここは飛ばして読んでください。
トライアルレースで「陸王」履いた茂木選手の走りが良かったため、宮沢社長は村野の意見を聞いて、「陸王」の生産体制を本格化しようと考えます。
しかし、主力銀行の対応は厳しく、専務の富島玄三(志賀廣太郎)は資金繰りの苦しさを宮沢社長に訴えてきます。
そこで、村野尊彦が宮沢社長に語った「ある話」が、「こはぜ屋」を救うことになるのです。
それは宮沢が、村野と「シューズの素足感覚」について話し合っていた時の事です。
村野は、こはぜ屋には100年間培ってきた足袋作りのノウハウがあると言い、その上で本当の素足感覚とは試着では判らない動きの中のフィット感だというのです。
この話に宮沢は一瞬、頭の中に閃きを憶えます。
そこから宮沢は、「こはぜ屋」が作ってきた地下足袋にシルクレイを使ってみることを発想するのです。
地下足袋は建設現場などで職人が、毎日不安定な足場や土のうえで使うもの。これ以上素足感覚とフィット感が求められる品物はありません。
シルクレイを使った地下足袋を作ることによって得られる製造ノウハウと、それを売って得られる金は「陸王」を本格生産するための資金にもなる。
そう宮沢は確信したのです。
そして、従来のゴムに代えてシルクレイを底材に使った地下足袋は「足軽大将」と名付けられて生産が始まります。
「蒸れず、しかも地面をしっかりと掴み、地形の変化を直接足裏に伝わる柔軟さがある」
と評判になり、
「ゴム底に比べて半分の重量で軽いので疲労を減らし、特に危険の伴う職場なら、疲労の軽減は安全性に直結する」と大量の受注も舞い込んでくるようになります。
その結果、「足軽大将」の予想以上の売り上げは、宮沢社長の思惑どおり「陸王」の開発による「こはぜ屋」の資金難を補うことになるのです。
村野が「こはぜ屋」にもたらした最初の功績は、「こはぜ屋が培ってきた足袋作りのノウハウ」を利用する方法を、宮沢社長に気付かせるヒントを与えたことだったのです。
「選手が一番走りやすいシューズを履いてもらいたい そのためにサポートしている」と一貫して考えている村野の姿勢は、「陸王」に注目し始めた実業団選手の中に伝わってゆくことになります。
そして、京浜(ドラマでは豊橋)国際マラソンに優勝した茂木選手の姿と「陸王」を見て、村野の存在がそこにあることを知った実業団選手が次々とアトランティスとのサポート契約を打ち切り「こはぜ屋」へと乗り換えてゆくのです。
そこにあったのは、選手とシューフィッター村野との信頼関係でした。
村野の存在が「こはぜ屋」の社員全員の士気を高め、ラストでやって来る会社の飛躍に繋がっていることは間違いありません。
ネットの反応
Yahoo!リアルタイム検索で村野尊彦についてツイッター投稿などをピックアップしました。
「村野さんかっこいい!」
「圧力に負けず自分の信念を貫く。「陸王」の村野さんを見て、改めて思った。」
「市川右團次が演じる村野がアツい!」
「シューヒッター村野さんが素晴らしい」
「村野さんに励まされたい」
「村野さんの存在すごい。」
「村野さんが渋いなあと思ったら、歌舞伎役者なのですね。」
「シューフィッター村野さんの言葉にはしびれましたッ!」
「陸王のシューフィッター村野さん格好良い…」
「強い 強すぎる 村野さん無双」
出典:Twitter
感想・まとめ
村野が最初に「こはぜ屋」にやってきた時、出入り業者の椋鳩運送の運転手で「陸王」の開発に協力してきた江幡晃平(天野義久)は村野を見て驚き、ドラマでは椅子から転げ落ちるのですが、
原作では、村野も江幡のことを記憶していて「君は高崎商業高校の陸上部にいた……..」と声をかけるくだりの文章があります。
自分が指導した選手のことを大切に考えている村野らしい人柄が出ていたのでご紹介しました。
この場面そのものはドラマには映っていませんでしたが、「陸王」のストーリー全体に貫かれているこの村野の人柄を、かっこいい!と思う人が多かったのだと思います。
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