「陸王」8話ではベンチャー・キャピタルに再就職した坂本が、フェリックスからの買収話を宮沢に提案します。
フェリックスって会社名、どこかで聞き覚えありませんか?
「陸王」に登場するフェリックスのモデルはずばりフェニックスと推測し、ネットの反応をまとめました。
陸王のフェリックスのモデルはずばりフェニックス
松岡修造が御園社長役を演じるフェリックス社。アメリカに本社を置くアパレルメーカーでアウトドア関係にブランド名“フェリックス”を持っている会社と云う設定です。
池井戸潤の原作「陸王」では、御園社長は高校生の時にアメリカ留学を1年間経験し、日本の大学を出てから、ニューヨークの高級ブランドのアパレル企業に就職します。
若くしてマネージャーに抜擢された御園でしたが、その会社を買収した経営者の戦略に馴染めず転職したのがスーパーマーケットでの新規開店業務の仕事でした。
そこで流通の経験と知識を得た御園は、デザイナーだった妻ジャニスと一緒にバックの製造販売会社「ジャニス」を立ち上げたのです。
しかし、ようやく“ジャニス”ブランドの商品が定着し始めた頃、御園の出張中に、妻のジャニスはハリケーンの来襲により命を落としてしまいます。
落胆した御園にある知人が手を貸してくれて創業したのが「フェリックス」という会社でした。
その会社を御園は十数年で巨大企業に成長させますが、「フェリックス」の社名は妻を襲ったハリケーンの名前でした。
ネットではその「フェリックス」が、「アンダーアーマーかな?」「コールマンって気がする」「シックスムーンデザインズのロゴマークに似てる」とアメリカのスポーツ用品やアウトドア用品メーカーをモデルとしているのではという投稿が多く見られます。
しかし、当サイトでは陸王のフェリックスのモデルはずばり日本のスポーツ用品メーカー「フェニックス」と推測します。
それは、「フェニックス」がかつて新しい科学技術を積極的に採用し、日本の技術開発力を世界に知らしめた企業だからです。
「フェニックス」に、御園社長のモデルとなるような人物はいませんが、会社自体に「フェリックス」社の生産技術に対する積極性を彷彿とさせる要素があります。
フェニックスってどんな会社?
フェニックスは、1971年に新潟県新発田市に設立した(株)フェニックス・ソーイングが発祥の日本のスポーツ用品ブランドです。
他社に先駆けて「GORE-TEX」を使ったスキーウェアーを作り、NASAが開発した中綿保温素材「スペースコートSP27」を採用、「スキーウェアーを科学」し続けたメーカーです。
また、「Kappa」ブランドでは、新素材「ph7.4MZ」を開発し、1984年のロサンゼルスオリンピックでは、新素材を採用した「Kappa」ウェアを着用したカール・ルイスやフローレンス・ジョイナーが活躍し、ジョン・ベノイトが金メダルを獲得しました。
その後、フェニックス・ソーイング社は積極的に中国に合弁会社を設立して進出します。
そして、2008年にオリックスの指導の基、中国動向有限公司に株式譲渡契約を締結し、外資系企業となったのです。
ネットの反応
「陸王」に登場するフェリックスについてYahoo!リアルタイム検索でツイッター投稿を抽出しました。
「フェリックスはアンダーアーマーかな?」
「フェリックスはコールマンって気がする」
「フェリックスのロゴマークが、シックスムーンデザインズのロゴマークに似てる」
「フェリックスのロゴめっちゃ既視感あるとおもったらみやこ08のロゴそっくり」
「フェリックスのモデルはフェニックスかな?」
「フェリックスと宮沢とのやりとりが不安。飯山の宮沢への思いが薄れる」
「飯山とフェリックスの絡みのシーンこうするのか。」
「修造さんがフェリックス社の社長さん役とは、キャスティングに恐れ入りました」
「買収の件どうなるのかなー? シルクレイ使いたいだけだよね?」
「フェリックス社とはこれからどうなっていくのか、楽しみ」
出典:Twitter
まとめ
日本にこんなに凄いスポーツ用品メーカー「フェニックス」が実在していたとは今まで知りませんでした。
気軽に着ている「Kappa」ブランドを着た選手がオリンピックで活躍した時代があったのも驚きで、嬉しい気持ちです。
推測ですが、これなら「陸王」の原作者池井戸潤やドラマの脚本家八津弘幸さんが「フェリックス」のモデルにする気持ちが解ります。
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