ドラマanoneがついに最終回を迎えてしまいました。
最終回ではついにハリカが中世古理市と対峙して、中世古理市に自首するように
説得を試みますが、中世古理市はハリカの懸命の説得に対して言った彼のセリフの中で
ついに隠された彼の過去と弟の存在が明らかになります。
中世古理市の弟とは?
中世古理市はハリカが自主をすることを勧めるが彼はハリカの説得に対して
「なんで?」
とか
「きかれたくない事情があるの?思い出したくない事情があるの?」
とハリカの説得をひたすらはぐらかしていました。
ハリカが親に捨てられた過去を中世古理市に吐露した時も
「へぇー悲しくなかった?」とか
他者に対する共感がない真のサイコパスとしての一面を見せます。
そして彼はこう言いました。
「他の人は辛いときや、息がしづらい時どうしているのかなって思って。
そうゆう人間はさ、この世界を恨む権利がある」
と断言します。
そして続けて中世古理市はこう言いました。
「弟はもっと痛かった。俺は逃げてころんだだけ。あの時も今日も。」
なんと中世古理市には弟がいたという衝撃の告白が・・・
弟から偽札作りへの繋がり
中世古理市は「弟はもっと痛かった俺は逃げてころんだだけ。あの時も今日も」
と言っていました。
「あの時も今日も」
ということから彼の弟は中世古理市の中に存在するもう一つの人格ではないかと推測できます。
悪魔の中世古理市はこの世を生きていく上ではパワー、金、権力が必要だと考えていました。
金は、パワーと権力を保つ上で重要な要素です。
それを幼少期に自分にパワーと権力があれば、自分が悪だと思う者を、煮るなり焼くなり好きにできると気づいていました。
中世古理市はまずは金、金だ! 金を制する者こそ世界を制するんだ!それこそこの世の理(ことわり)と考えたのでしょう。
そして、中世古理市の中にはそう考える悪魔がいる一方で、天使の中世古理市が最終回でハルトと話しているときに登場します。
ハルトと話しているときにアパート火災で死者をだしたのは中世古理市でハルトは悪くないと。
そして彼は8歳までは無垢だったけど、9歳になってから悪の中世古理市が出てきたのだと間接的に天使の中世古理市は吐き出しました。
そうして中世古理市は懲役8年の刑が確定、亜乃音は懲役3年で服役中ハリカが22歳の時に出所して再び林田印刷所で暮らします。
確かにこの世では相も変わらず悪が栄えています。
歴史的見てもここ100年で善よりも悪が栄えているのは確かです。
がしかし、個人が国家と同じ要求をするような事は出来ないということを中世古理市は理解していませんでした。
これが彼の失敗の本質です。
https://twitter.com/anone_ntv/status/976435570942533634
ネットの反応
出典:twitter
まとめ
ドラマanone最終回ではついに中世古理市の悪魔と天使がハリカを通して闘うシーンがありました。
中世古理市は
「正義であるから負けるはずがない」
という信念を持っていましたが、正義があるなら不正義の正義もあるという事を理解していませんでした。
坂元裕二さんが手がけるドラマにはこういった世の中の普遍的な隠された真実が表現されていますので、過去の作品と合わせてみるのも面白いかもしれません。
anoneはmother、womanとタイトルを手描きで書いたり共通のセリフを使ったりと、anoneを見てからでも楽しめる作品を多数生み出しています。
anoneが終わってもその意味を改めて知る意味で過去の作品を見直してみるのもいいかもしれません。
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