画像出典:「正義のセ」公式ツイッターより
4月11日水曜日よる10時から日本テレビのドラマ「正義のセ」が放送スタートになります。
原作は阿川佐和子の小説「正義のセ」。
佐和子ファンからは「正義のセってどういう意味があるの?」、「原作者の阿川佐和子さんの込めたものは?」など興味と期待のコメントが寄せられています。
原作小説のタイトル「正義のセ」の意味を考察してみました。
ドラマ「正義のセ」とは?
吉高由里子「ジョッキ持たせたら日本一!」 https://t.co/HPNDTjOKrn #正義のセ
— 【公式】正義のセ★日テレ4月期水ドラ (@seigi_no_se_ntv) 2018年4月1日
日本テレビの春ドラマ「正義のセ」は、吉高由里子が演じる主人公・竹村凜々子が、2年目の新米検事として横浜地検に赴任するところから始まります。
凜々子は、「融通きかんチン」とあだ名されるほど不器用で一生懸命な女検事。
失敗もしますが、立ち直りも早い現代っ子です。
そんな凜々子を理解のある上司や同僚が助けます。
次々起こる事件を起訴に持ち込むのが凜々子の仕事でドラマでもメインに描かれますが、それだけじゃありません。
恋愛や失恋、妹や家族との衝突や思いやる気持ちの温かさ、すべてが盛り込まれたホームドラマでもあるのです。
時に、容疑者に痛いところを言い返されて逆上し暴れる凜々子ですが、メゲません。
回りを巻き込みながら一歩ずつ検事としても、女性としても成長してゆきます。
阿川佐和子の原作小説「正義のセ」の意味は?
原作小説「正義のセ」は、4部作になっています。
本のタイトルを並べると、「正義のセ」、「正義のセ2」、「正義のセ3」、「負けるもんか 正義のセ」。
と合わせて1,100ページを超える長編です。
で、今回ドラマになっているのは「正義のセ2」で描かれている横浜地検時代の凜々子です。
そこだけを見て阿川佐和子の「正義のセ」の意味を理解するのは難しいと思いますので、凜々子の赴任地と扱った主な事件など全体をまとめてみると次のようになります。
新任研修(本庁)
↓
さいたま地検 1年「正義のセ」交通死亡事故の加害者を取り調べ公判請求せず略式起訴。
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水戸地検 2年 記述されていない。
↓
横浜地検 1年「正義のセ2」連続強姦事件で容疑者の男を起訴。
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東京地検 1年「正義のセ3」公判部に異動するも横浜地検時代の冤罪が発覚。
↓
神戸地検尼崎支部~「負けるもんか 正義のセ」汚職事件と殺人事件を起訴
凜々子は、横浜地検時代に起訴した強姦事件の真犯人が長崎で捕まり、冤罪だったことが発覚し、後に新聞記者の親友・明日香の裏切りによって、てん末が詳しく週刊誌に載ってしまうという大失態を犯します。
原作小説「正義のセ」ではその事件について全体の約半分のページを割いて書かれています。
ドラマ「正義のセ」では脚本でここをどう扱うかが注目されるところです。
さて本題の「正義のセ」の意味についてですが全体を通して読んでみると少し見えて来ました。
誤りを怖れず言えば、それは「検事には検事として(それぞれの)正義がある」ということだと思います。
だからと言って、起訴・不起訴の判断や裁判で求める量刑が検事の裁量によって変わるわけではなくて、事件の容疑者を取り調べる際の心構えとして、それぞれの検事に違う“正義”があるという意味で阿川佐和子はタイトルを「正義のセ」としたのだと推測します。
五十音順のとおり「(訴)ソ」の前に「(正義の)セ」があると解釈しました。
「正義のセ」についてネットの感想は?
「正義のセ」は、原作を読んでいるので、とても映像化されるのが楽しみです。撮影、頑張ってください❣️
— 絵葉書の旅 (@55kukice) 2018年3月25日
春ドラマ、期待してます。原作者の阿川佐和子さんは多彩ですね、陸王でも熱演光ってたし。
正義のセ|日本テレビ https://t.co/LQ08kRLwf6— ぼの人 (@bonohit) 2018年3月25日
本人は否定していますが是非、女優として「正義のセ」にも出演して欲しいです。
正義のセ、ずいぶんと前に原作読んだけど忘れちゃったよ😅図書館でまたまた借りてきた🎵
— 月ママ (@tukimipann) 2018年3月26日
ドラマの放送前に読むにはちょうどいい軽さです。
正義のセって原作は阿川佐和子さんなんだ。残るは食欲。
— まつり (@rin_ngsk_tb) 2018年3月27日
出典:Twitter
まとめ
原作小説「正義のセ」の意味は、検事にはそれぞれの考える“正義”があって、必ずしも“正義”はひとつじゃないと云うことだと理解しました。
ドラマではそこをどんな風に解釈して物語にするのでしょうか?楽しみにしています。
吉高由里子が演じると「ガリレオ」の 岸谷美砂、「花子とアン」の村岡花子、「東京タラレバ娘」 の鎌田倫子とみんな同じ人に思えてきますね。
共通するのはお酒好きなところだけじゃないようですが、「正義のセ」では泥酔場面はあるのでしょうか?
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