人気脚本家・宮藤官九郎(くどう かんくろう)さんのドラマや映画は、独自のテンポがあって面白いですよね。
ここでは、宮藤官九郎さんが脚本を手掛けたドラマ・映画の中から、おすすめの作品を紹介していきます。
また、宮藤官九郎さんが手掛ける作品で、今年2020年に放送・公開が予定されているものについても触れていきます。
目次
宮藤官九郎脚本ドラマのおすすめは?
ではまず、数ある宮藤官九郎さん脚本のドラマの中から、おすすめのものを3作品紹介します。
いだてん~東京オリムピック噺~
このドラマは、「現代劇の大河ドラマ」としても、2020年の東京五輪前年に放送されたドラマとしても話題になりました。
これは、1964年の東京五輪の話で、ドラマの前半と後半で主人公が変わるというのも見どころの1つです。
前半は日本人初のマラソン選手、後半は1964年の東京五輪誘致の立役者となる人物が主人公となります。
前半・後半と、全く違った目線から物語が進むという、今までにない斬新なドラマでした。
当時の東京五輪を、色々な角度から見ることができる、立体的な世界観のドラマです。
ゆとりですがなにか
「ゆとり世代」という言葉が流行した、2016年に放送された、話題のドラマです。
ゆとり世代と呼ばれた年齢の男性3人が、社会人として、他の世代の人たちとの人間関係の中で揉まれていく物語です。
「ゆとり世代は決してのんきなだけではない」そんな発見がある、「現代社会あるある」なドラマです。
熱血や勧善懲悪とは違った、現代の不安定な人間模様を、独自の視点で描いた作品です。
タイガー&ドラゴン
このドラマは2005年のものと、少し古いですが、今見ても新鮮な笑いを誘うドラマです。
古き良き家族愛や、落語界の師弟愛を描いたドラマで、笑いあり・じわじわ胸に迫る感動ありの、テンポの良いドラマです。
1話完結型のドラマなので、宮藤官九郎さん作品を始めて見る人でも、見やすい作品です。
1話1話、古典落語の演目をモチーフにしたストーリー仕立てになっており、落語好きな人も楽しめる内容です。
宮藤官九郎の脚本映画は?
では次に、宮藤官九郎さん脚本の映画の中から、おすすめの作品を3作品紹介します。
少年メリケンサック
この映画は、中年パンクバンドと、レコード会社の若手OLの奮闘物語です。
タイトルになっている「少年メリケンサック」は、かつて人気を集めたバンドでした。
しかし、バンドが解散し、中年を迎え、皆、日常生活に追われる毎日を送っていました。
そんな少年メリケンサックを、レコード会社の若手OLが動画で偶然発掘して感動し、再デビューさせようと奮闘します。
ぶつかり合いながらも、熱く夢を追い続ける彼らの、笑いあり・涙ありの元気が出る映画です。
パンク侍、切られて候
「侍」というタイトルの通り、時代劇映画ですが、「パンク侍」なので、やはり一味違います。
男10人・女1人・猿1匹が、生き残りをかけて、ハチャメチャな戦いを繰り広げるアクション映画です。
ハイテンションな演出と、シュールな展開が面白い、新感覚の時代劇ですよ。
何と、時代劇なのに、カタカナの現代語までセリフに登場してしまう、今までにない時代劇です。
舞妓Haaaan!!!
この映画は、無類の舞妓さんファンの主人公と、彼にフラれた女性が繰り広げる、ハイテンションなコメディー映画です。
この映画の主人公は、舞妓さんとお座敷遊びをすることが夢で、それを実現させることに、謎の執念を燃やしている人物です。
そして、ヒロインは、主人公を見返すために、何と、花街で修業をして舞妓さんになってしまいます。
怒涛のスピーディーな展開が面白く、最初から最後まで大笑いの映画ですよ。
2020年に宮藤官九郎脚本ドラマ・映画の予定はある?
さて、今年2020年ですが、宮藤官九郎さん脚本のドラマ・映画情報は、残念ながら出ていません。
ただ、宮藤官九郎さんのインタビューによると、2020年は、舞台中心の活動にしたいとのことです。
宮藤官九郎さんの創作活動の原点は舞台なので、「原点回帰したい」という思いがあるようですね。
なので、2020年は、宮藤官九郎さんが最も本領を発揮する現場である、舞台でその活躍を期待できそうです。
まとめ
宮藤官九郎さん脚本の作品は、シュールな演出・ハイテンションな展開・笑いあり涙ありの世界観が魅力です。
海外の作品を見ても、これほど個性が際立った世界観の作品たちは、あまり見かけません。
ドラマ・映画共に、面白い作品が多数出ているので、ぜひ時間を見つけて、堪能してみてくださいね。
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