4月から始まるTBS日曜劇場「ブラックペアン」にフリーになった加藤綾子アナが、治験コーディネーター役で出演することになりました。
ネットでは「治験コーディネーターって何?」とか「年収はどのくらいなの?」といった素朴な疑問が寄せられています。
「ブラックペアン」の治験コーディネーターはどんな職業で年収はどのくらいなのかをまとめました。
治験コーディネーターって何?
医療現場の問題を鋭く描いた海堂尊(かいどう たける)の小説を原作にした「ブラックアペン」がドラマになって日曜劇場で放送されます。
天才外科医・渡海征四郎(二宮和也)が病院と医療器具メーカーや製薬会社との癒着問題に挑戦する姿が描かれます。
このドラマ「ブラックアペン」で原作にはない治験コーディネーター役で登場するのが加藤綾子扮する木下香織。
正義漢・渡海征四郎にとって木下香織はどんな位置づけになるのでしょうか?
興味深いキャストです。
ところで加藤綾子が演じる木下香織の職業・治験コーディネーター(CRC)とはどんな仕事をする職業なのでしょうか?
調べてみると以下のような役割が治験コーディネーター(CRC)の仕事とされていました。
基本は医療業務を直接する人とは切り離して考えますが、あくまで医療現場でのお仕事であることには違いありません。
・新薬の効果や副作用などを実際に医師に臨床試験してもらいデータを得ること。
・治験対象となる患者のメンタルケア(データに表れない精神的な変化の観察)。
・治験に関する総合的なフローの策定。
製薬会社は、新薬が開発されると国の認可を得るために薬の効果や副作用などを実際に臨床試験してデータを得る必要があります。
これを治験と云いますが、医師に治療中の患者へ投与してもらいそのデータを収集して国への認可申請に役立てるのが臨床開発モニター(CRA)、CRAの治験コーディネーターはそのサポート、主に被験者さんのケアをする役割となります。
あくまで医師資格のない業種ではありますが、治験をスムーズに進めるために倫理的なことから患者の理解を得るのに
非常に重要な役割と言えます。
また、ジェネリック薬などもこういった治験であらたに許可をとっているようで
治験が行われることによってわたしたちの元に安心と言えるお薬が届くことになっています。
治験コーディネーターの年収は?
ある調査機関の報告によりますと治験コーディネーターの平均の年収は300万円から400万円だそうです。
年代や経験によって差はあるのですが、それでも薬学の専門的知識を必要とするはずの職種にしては、それほど高いとは言えません。
しかも、治験コーディネーターは医師や病院と常に密なコミュニケーションを保って行かねば仕事が果たせません。
勤務時間外の接触も必要になるのは必然でしょう。
それを加味すれば治験コーディネーターの年収はかなり安いのかも知れません。
加藤綾子が治験コーディネーター役で出演することにネットの感想は?
ビビット!
『ブラックペアン』追加出演者発表
治験コーディネーター・木下香織役に加藤綾子さんが今作で本格的に女優デビュー!
復帰後初のドラマ出演!
東城大学と敵対する帝華大学・外科教授 、西崎啓介役に市川猿之助さん見つめる渡海先生格好いい#ブラックペアン #二宮和也 pic.twitter.com/YU4WZZuwGD
— ももみち (@G8rqVg) 2018年3月22日
治験コーディネーター???
製薬会社の人は出てたけど、原作には無い役だな
猫田主任はでないのかな?渡海先生とのやりとり楽しみにしてるんだけどな。#ブラックペアン— にのみわ㊗️日曜劇場『ブラックペアン』主演 (@ninomiwasan) 2018年3月17日
ブラックペアンに加藤綾子かぁ。治験コーディネーター出てくるなんてやっぱり原作随分膨らませてるのかな。シリーズ全部は読んでないからわかんないけど。
— もあ (@_mono20140710) 2018年3月17日
ブラックペアン、新キャストのカトパンが治験コーディネーター役と聞いて、テンション上がってる
— まる (@straight_storm) 2018年3月17日
治験コーディネーター役ちょっときになる!前にいろいろ調べたことあるし、友達でやってる人もいるし!楽しみや〜♩#ブラックペアン
— (@che_rryblossoms) 2018年3月16日
出典:Twitter
まとめ
治験コーディネーターの仕事は、医療資格が必要なものではありませんが、
治験をスムーズに進めるために非常に大切なお仕事です。
コミュニケーション能力が一番の必須条件だそうです。
そういう意味では、アナウンサー経験のある加藤綾子の女優デビューにはうってつけの役柄かも知れません。
治験コーディネーターの事実と全く異なる記事ですが、何を見てこの記事を書かれたのでしょうか。
そもそも大前提として、治験コーディネーターは製薬企業の人間ではございません。
製薬企業と癒着はしておりませんし、治験コーディネーターの前身はMRではありません。
臨床開発モニターと混同されている部分も多いように感じます。
また、治験コーディネーターの受託企業はMSOではなくSMOです。
記事を書かれるのであれば、きちんと下調べをしたらどうでしょうか。
コーディネーターさんご指摘ありがとうございました。つづりの間違いについては訂正させていただきました。
あとはドラマを御覧になってお楽しみ下さい。
上の方の意見に、全く同意です。
CRCではなく、CRA(臨床開発モニター)の説明でしょうか?
それでも、CRAの前身はMR は間違いです。。
CRCとCRAをごちゃまぜに理解されているかもしれません。
CRCが、プロパー? いやいや(笑)
参照したうえで、キチンと理解してから、記載されてはいかがでしょうか?
SMO、CRO、そしてそこに属するCRC、CRAの業務内容は、
医療従事者にも、あまり知らない方が沢山いらっしゃいます。
素人がこの記事を書くには、ちょっと難しいかと。
ご指摘いただき本当にありがとうございます!
こちらで調べ直してみますね。
現在CRAをしており、過去にMRをしていたものです。
CRCとMRの役割をごっちゃに書かれており、本記事をみている方々に誤解を招く恐れがあります。
そもそも、CRCは病院側、MRは製薬会社側の業務をしています。
また、MRは治験に関わる一切の業務(PMSを除く)に関わることはできません。
業務内容については、すでに回答されているようですので詳細は省かせていただきます。
しかし、まとめの項目にて、
簡単に言えば、医師に代わって患者にモルモットになることを承諾させて、新薬の認可のために治験データを取得することです。
と書かれていますが、これは全くの間違いです。
・インフォームドコンセント(IC)は患者の自由意志で行われます。承諾させる訳ではありません。
・モルモットという言葉はどういう意図で使用されていますか?人体実験という非人道的な言葉の代替として使用しているのであれば、修正してください。治験に関わる全ての医療従事者に誤解を与えます。
・CRCはICを単独で取れる訳ではありません。あくまでCRCが行える業務はICの説明補助業務のみです。最終的な判断は治験責任医師、分担医師が行います。
治験に関することは専門的な業務のため医療従事者であってもわからないところが多いです。
しかし、本記事を書くのであれば読まれている方に誤解を与えないよう勉強して記載お願いいたします。
ご指摘ありがとうございます。
調べ直し推敲いたします。