菅田将暉さん主演で話題のドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」がついに最終回を終えました。
謎に包まれていた柊一颯の数々の行動、そして事件の全ての真相が明らかになりました。
真実がどこにあるのか「Let’s Think!」で物語を振り返りつつ、このドラマをオチも含めてまとめていきたいと思います。
3年A組のオチは?
『3年A組』最終回 菅田将暉、最後の授業の“真相”に反響が殺到(ネタバレあり) #3年A組 #3A #菅田将暉 #永野芽郁 https://t.co/OGpMlWsLt0 pic.twitter.com/Srn67MF4hc
— クランクイン! (@crank_in_net) 2019年3月10日
ドラマ「3年A組」は高校卒業までの残り10日間で、担任教師柊一颯が生徒29人を人質にとり始まった「最後の授業」の物語でした。
当初分かっていた目的は、自殺したクラスの生徒・景山澪奈の死の真相を探ることでした。
そして、しっかりとした準備や計画の元に進んで行く一颯の真の目的やこの最後の授業で伝えたかったことが1日1日と明らかになっていきました。
なぜ澪奈の死にこだわるのかという点では、2人の間に教師と生徒以外の関係があるのではとの予想もありましたが、特別な関係はありませんでした。
ただ、澪奈の苦悩を知りながらも救えず、余命1年の自分よりも先に死んでしまったことの後悔もあったのでしょう。
元恋人の文香を苦しめたフェイク動画と同じ手口で澪奈は苦しめられていたため、一颯は澪奈の気持ちが痛いほど分かっていたのでした。
そして、澪奈の死の真相を探る行動によって、世間に対しても無数の投げかけを行っていました。
一颯の行動に二転三転する何も知らないはずの人々の自覚のない悪意。
当事者でもない人々が不確かな情報を元にして誹謗中傷で盛り上がっていく姿こそ、一颯のあぶり出したかった黒幕だったのです。
澪奈の自殺の真相は?
澪奈の自殺の真相は、SNSマインドボイスに殺されたというものでした。
影山れいなが自殺した理由は
SNS、マインドボイス。
SNSは一歩間違えたら死へ追い込む。#3年A組 pic.twitter.com/EYpXbffktJ— あやと (@ayatoro_929) 2019年3月10日
澪奈を最初に苦しめたのはもちろんドーピングのフェイク動画ですが、それはあくまで一時災害であり、すぐにでも間違いだと理解されていればここまで大きな事件にはならなかったはずだと一颯は言います。
その動画はSNSマインドボイスによって拡散され、何も知らない人たちの自覚のない悪意、誹謗中傷や罵詈雑言の言葉のナイフが、澪奈の心を何度も何度も刺したのでした。
そのことが二次災害となり、澪奈は幻覚、幻聴を感じ、精神を病むようになりました。
澪奈が自殺した日、さくらは事件現場のビルの屋上で澪奈と会って話をしていました。
その途中でさくらの携帯が鳴り、さくらが携帯を手にしたことを見た途端、澪奈は幻聴に責め立てられていたのでした。
澪奈は周りのみんなが敵に見えてしまうようになり、そんな風に思う自分がたまらなく嫌で限界を迎えていました。
そして、突発的に飛び降りようとしたのです。
腕をつかんださくらは澪奈に生きてほしいと願うも、「はなして、苦しいの。このままだと壊れちゃう。楽にさせて」と言われ、手が離れてしまったのでした。
もちろんわざと離したわけではありませんが、このことがさくらのこともずっと苦しめていたのです。
自殺原因の真犯人はネット投稿者?
澪奈はSNSマインドボイスに殺された=顔の見えない不特定多数のネット投稿者が真犯人でした。
3年A組ってまさに今、現代社会の鏡写しみたいなものやん。
SNSでの一つの嘘で、不特定多数の何千人、何百万人、何億人に発信されて、鵜呑みにする。そして、一つの嘘を鵜呑みにして、1人の人を攻撃し、追い詰める。3年A組で、改めてSNSの怖さが分かったわ。#3年A組— R遡りのたま(前ぴぃちゃん)ϵ( ‘Θ’ )϶ (@RnoSAKANOBORI) 2019年3月10日
10日目の朝8時、マインドボイス上で一颯はこの事件の真の目的を語り始めます。
とある街角、とある店の中、とある家でこの事件の行く末を見届けようと、世間の人々が見守っていました。
そして、SNSによる暴力を世に知らしめること、この10日間においても世間の人々が不確かな情報に踊らされ意見を二転三転と変えていたことを訴えます。
一颯は凶悪犯からヒーローと呼ばれ、一時は武智先生たたきが始まり、最後には一颯が犯人だと意見がどんどん変わっていきました。
マインドボイスの投稿者たちは情報次第ですぐに意見を変え、周りに流されて意見を合わせ、その都度心無い言葉をあびせてきました。
澪奈のことを大して何も知らないはずの不特定多数の人の言葉が、どれだけ彼女の心を傷付けて自殺に追いやったのか、誰も自覚がないのです。
一颯はマインドボイスに向かって「お前たちが景山の命を奪ったんだ」と訴えました。
もちろん、ネット上では反感の声ばかりあがります。
今の時代とほんまに
リンクしてるマインドボイスって
現実世界では
ツイッターみたい#3年A組 #3A pic.twitter.com/mf1dsMlvLz— 🐇 mana 🍋🐇 . (@327_nis) 2019年3月10日
それに対し、「マインドボイスは誰もが気軽に繋がれる便利なツールだが、その一方で恐ろしい暴力装置にもなりえる」とさらに訴え、言葉は誰かを傷つけるためのものではないのだから、もっと人に優しく、自分を大事にしてほしいと伝えるのでした。
この一颯の訴えも、大多数には痛くもかゆくもないことだったかもしれません。
しかし、1人でも踏みとどまり、考えてから行動できる人が出てくるようになることを望んでいました。
そして最後には、「あなたに届いてほしい、聞いてくれてありがとう、Let’sThink!」でしめたのでした。
現実を生きる私達も、ぶっきーの想いを受け止めないといけないね。
3年A組のオチについてネットでの反応は?
でも、これは今の誰にでも当てはまる、決して他人事で片付けられることではないのはたしか。
今日初めて最終回だけみてるけど
なるほど、そういうことか💡
SNSの誹謗中傷の怖さって事なのね。
社会に出ても大きな子供が多すぎる。どうか伝わりますように。
あれだけ黒幕がどうのこうのって引っ張っておきながら 結局SNSが〜って…
出典:Twitter
まとめ
一颯の行動は復讐ではなく、これ以上犠牲者を出さないための「救済」として起こしたものでした。
最後は逮捕されますが、3年A組の生徒たちにとってはやはり一颯はヒーローでした。
10日間の事件で世の中は大きく変わることもなく、何事もなかったかのように日々は過ぎていきますが、一颯の思いはきっと誰かに伝わっていたと思います。
少なくとも生徒たちはいろんなことを学び、考えるようになったはずです。
視聴者である私たちもドラマの中のこと、他人事と思わず一颯の思いを少しでも受け止め、考えて生きていけたらいいなと思いました。
■ 関連記事
この記事へのコメントはありません。